コミュニケーションポータル構築システム「Slashcode」の提供開始 柔軟な設計、高度なコンテンツ管理を実現 ～金沢工業大学の1万人規模のコミュニケーションサイト構築に Slashcode を導入～

Linux およびオープンソースの総合プロデューサであるVA Linux Systems ジャパン株式会社 (本社: 新宿区西新宿 2-6-1、代表取締役社長: 上田 哲也、以下 VA Linux ジャパン)は、米国 VA Linux Systems 社の OSDN 事業部と共同で開発しているSlashcode（スラッシュコード）システムの日本国内での提供を世界に先駆けて開始したこと、及び金沢工業大学(所在地:　石川県石川郡野々市町扇が丘7-1) 向けに本システムの導入契約が成立したことを発表致します。

VA Linux ジャパンが提供する Slashcode システムは、米国VA Linux の OSDN 事業部が運営している Slashdot (http://slashdot.org)及び VA Linux ジャパン の OSDN 事業部が運営しているスラッシュドット・ジャパン (http://slashdot.jp/)で使用されている、コンテンツとユーザ管理のためのシステムがベースになっています。Slashdot は、ハイテクマニアとオープンソースコミュニティの議論の場として有名ですが、この Slashdot の毎月 3000万PV を越えるアクセスと毎日投稿される数百の記事を処理するために、より強固な安定性を確保しつつ、高度なコンテンツとユーザの管理機構を実現するためにSlashcode は誕生しました。現在では、テンプレートによるサイトデザインとプラグイン機構による柔軟な機能拡張も実現しており、コミュニケーションサイト構築のソフトウェアとして確固たる地位を築いています。Slashcode は、OSDN が運営する NewsForge (http://www.newsforge.com/)や OSDN.com (http://www.osdn.com/)で使用されているほか、米国を中心に多彩なニュースサイトや掲示板サイトをはじめ様々な種類のサイト構築に使用されている実績があります。

VA Linux ジャパンでは、この Slashcode に対してハードウェアと最適に改良された OS の提供を行い、さらに顧客のニーズに合わせて Slashcode システムを用いたサイトの提案、構築、デザイン、機能拡張、サポートまでを一貫して行います。標準サポートのシステムとしては、ハードウェアに VA Linux 1222 または VA Linux 2252、OS には VA Linux ジャパンがパッケージを厳選した Debian GNU/Linux、データベースには MySQL を用います。

先行して導入された金沢工業大学では、1 万人以上の在学生とOB を対象とした掲示板を中心とするコミュニケーションサイト構築のために Slashcode システムが用いられました。金沢工業大学が今回のSlashcode システムを採用する決め手について、「米国、日本双方における大規模な運用と構築の実績に加え、Slashcode 自身の操作とカスタマイズの容易性、さらに VA Linux ジャパンによるハードウェア、OS、ソフトウェアのトータルサポートが大きな選定理由となりました。」と、同校情報処理サービスセンターシステム部長の得永氏は話しています。